03.教育へのICT利活用: 2010年4月
- コンセプト
-
学ぶ人が主体となる教育現場を支えるためのツールを発明したい。
『外に学んで内に生かす』というソトガクの概念は、教育現場における"協調学習"と呼ばれている分野にとても近い考え方です。
現代の世の中には、情報化やグローバル化の進行につれて、多様な価値観が存在します。
だからこそ、"これが正解"という答えがない中で、それでも前に進むためには、
自分をしっかり自己表現し、他者を尊重しながら意見を出し合い、
納得できる答えを見つけるしかありません。
このような世の中の変化と共に、教育の考え方も大きく変わろうとしています。
教育が今までの『教える人主体』から『学ぶ人主体』に転換するとき、それを支援するITシステムも必要になってきます。
"一方的な教え型"よりも"相互に学び合い型"の方がよりITシステムを必要としているとも言えるでしょう。
なぜならお互いのコミュニケーションが簡単とる必要があるからです。
そのような中で学び合い型の学習スタイル=コミュニケーション・ラーニング(CラーニングR)の考えが生まれました。
ネットマンのITシステムは、すべてコミュニケーションを軸に人の成長を支援するために開発されています。
Cラーニング(R)は、授業でケータイを活用するときに使う教育支援システム。
2001年、日本(もちろん世界)で初めて開発し発売を開始しています。
明治大学や駒澤大学など多くの学校の授業で使われております。
ActionT.C.は、やりっぱなしの研修を定着型に転換する目標達成支援システム。
2005年、”行動改善システム”として特許取得に成功しました。
三菱東京UFJ銀行や日立など多くの企業の人材育成で使われております。
これらの商品は他にはありません。私の肩書きに『発明家』とある所以です。
私がなぜ次から次へと画期的なIT商品を開発できるのか。
それは、明確な将来像をもって、教育現場に足を運び、様々な方から意見を聞いているからだと思います。
明確な将来像。それは、『人』もっといえば『いのち』の尊重です。
それを教育や人材育成に落とし込んで考えると、
・学習者が主体の道具が必要となる。
・すべての学習履歴は、その学習者のものである。
・結果評価でなく、プロセス評価にすべきである。
・そのためには、皆が使えるインフラが必要となる。
ネットマンのITシステムは単なる商売で発売しているのではありません。
教育環境、教育概念のパラダイム転換を支援したいと考えています。
ITシステムは単なる道具です。ITを教育で使うことは目的では在りません。手段です。
ただ、その手段によって、パラダダイム転換の突破口が開けることもあるのです。
Cラーニングをお使いになる先生はすばらしい先生です。なぜなら、日々授業を改善していく気概があるからです。授業を一方的でなく双方向にしようと考えている先生はいい先生です。
ActionT.C.を導入しようとする人材育成担当者はすばらしいプロの人たちです。なえぜなら、現場での”行動変容”を目的として、教育プログラムを考えているからです。
いずれも、単なる授業をやればいい、単なる研修をやればいいと考えている人たちではありません。学ぶ側、成長する側に立って、教育というものを考えています。まさにプロフェッショナルと言えます。
私はこのような学習者の視点にたって教育を行っている人たちにいいITシステムを届けるために日夜努力をしていこうと思います。
これからもずっと永遠に。