04.教育の「質」の向上: 2010年3月
- コンセプト
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人と知恵がつながる学びの「場」をつくりたい。
教育の原点は、やはり「人」―――――、さらに言えば「いのち」です。
学ぶ人、一人一人が主役となって社会を構成していく。
国、会社、学校、地域、ひとつの家族においても、組織の中でひとりひとりの「人」を活かすための教育。
あらゆる組織において、もっと「個」が尊重されるべきではないでしょうか。
「組織」と「個」の関係が逆になれば、とんでもない事が起こるでしょう。
国のために国民が命を犠牲にし、
会社のために社員が必要以上の利益を求められ、
学校のために生徒が学力の向上を強いられ、
地域のために言いたいことが言えない住民が増え、
家族のために体を壊しても働き続けなければならない。
では、私たちは「教育」に携わる人間として、「個」が活かされる社会にするために、どのように行動をしていけば良いのでしょうか。
まず最初に私たちがすべきなのは、今までの過ちを反省することではないでしょうか。
そして、国民であり、社員であり、父であり、母である前に、ひとりの『人』として原点に帰ることが必要なのです。
その上で、教育に携わるプロフェッショナルとして、教育の「質」を向上させる必要があります。
教育の「質」の向上を図るために必要な要素は「考え抜き、行動を起こす」ことだと思います。
「質」とは何なのかということを、もっと深く考え抜く必要があるのです。
そのためには、基礎となる「知識」や「知恵」を学び、「行動を起こす」必要があります。
そして「素」の状態で共に悩む仲間が必要です。
「考え抜き、行動を起こす」人たちが
人を生かすことを考え抜くみんなの場―――――
そんな場を創り上げていきたいと思います。