2012/05/20 (日)
2012/05/20 (日)
H24長泉・宇宙の学校スクーリング第一回(熱気球・スチロール凧)
2012年5月13日(日)静岡県長泉町のコミュニティー長泉ホールで
H24年度長泉宇宙の学校の第一回スクーリングが開催されました。
4年目に入る今年は58家族128人の参加者です。
詳しいレポートは、スタッフの沼津高専の鈴木駿太君
が上げてくれたのでこちらを御覧ください。
↓
伊豆・宇宙の学校ブログページhttp://uchu.i-ra.jp/e487133.html
宇宙の学校は家庭学習が中心の理念です。
子供たちのワクワク心を育てるのはもちろん、
親子や家族同士が協力し合う場も大切にしています。
【1.スクーリングでワクワク心に火をつける】
↓
【2.家庭の実験で親子で力を合わせる】
↓
【3.レポート発表で学び合う場を作る】
このサイクルによって、子どもの成長と関係性の構築を
図っています。
今回のスクーリングで私も校長の仕事をしながら一人の親として
Aチームに参加しました。
(町、親、キッズ、高専といった運営スタッフがしっかりしている
のでとっても助かります。
余裕ができた分、今年は親としても参加できます。。感謝)
一つのエピソードを記しますね。
熱気球に何の絵を書こうか、と6、7人の子供たちが会議中。
大もめになりました。
なんと兄弟参加の2人がけんかを始めてしまいました。
お兄ちゃんと妹と別の子の書きたい絵が違うのです。
口ケンカになり、最後は妹が泣き出してしまいました。
※プロとしてはこのタイミングに"ニヤっ"としてしまいます。
この瞬間に「学び」があるからです。
そんなときある子が言いました。
「だったらみんな一人ずつ書きたい絵を言っていこうよ」
「それはいいね」
一人は「ドラえもんを書きたい!」
一人は「気球を書きたい!」
一人は「日本の旗を書きたい!」
「んーこまったねー。」
とあるお母さんが言いました。
「だったら、ドラえもんが旗もって気球に乗ってる絵はどう?」
子供たちは
「そうしよう、そうしよう」
「じゃあ、熱気球が出来上がるまでにどんな絵を書くか下書き
しようよ」
「そうしよう、そうしよう」
:
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この間、たった10分間の出来事ですが、子供たちが成長する課題
満載の時間でした。素晴らしい時間です。
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これからの時代、ひとつの見方だけでは解決しない問題だらけです。
意見の違う(価値観の違う)人同士、話し合い、新しいアイデア
を出して行かなければなりません。
どちらかの意見に擦り寄ったり妥協するのではなく、みんなが
納得する解を、発明、発見していく発想力です。
まさに、その瞬間にこそ"学び"があるんだと思います。
このチームの熱気球が上がり歓声を上げる子どもたちをみて、
熱いものがこみ上げてきたのは言うまでもありません。
このワクワクの瞬間がすごい大事なんだと思います。
しかも苦労をしてみんなで話し合って解決した
ドラえもんが空に上がってくのですから。
他の5チーム(B~Fまで)にもきっといろんな学びのドラマがあったと思います。
子供たちが学び・成長する瞬間に大人がたちが関わりあう。。
長泉・宇宙の学校はそんな場を大切にしていきたいと思います。
次は、
7月15日(日)がスクーリングです。
・海の色はなぜ青い
1)虹を作ろう
2)紙トンボを作ろう
3)家庭学習発表会
楽しみですね。ではー。
P.S.
うちの家庭では、早速、「アイスクリームを作ろう」の実験に
小1の娘と挑戦しようかと思います。うまくできるかな~。