2011/06/28 (火)

04.教育の「質」の向上

2011/06/28 (火)

最先端の日本語教育、英語教育に学ぶこれからの語学教育

2011年6月25日(土)に早稲田大学にて
第59回次世代大学教育研究会が開催されました。
今回からHRDM(NPO人材育成マネジメント研究会)と共催となります。
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15:35-16:05 (30min)
「TA・交流分析における人生脚本 ~教師編~」
遠藤美保(横浜市技能文化会館 事業企画チーム リーダー/TA心理研究所 研究員)
16:10-16:40 (30min)
「日本語の発音教育とeラーニングの導入」
生方哲男(早稲田大学)
17:00-17:55 (55min)
「アメリカ語学学校ビジネスの経営の実情と新しい語学教育事業モデルへのパネルディスカッション」
阪原淳(株式会社Good People代表取締役)
指定討論者:原田康也(早大)・坪田康(京大)・阪井和男(明大)
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ベトナムでの日本語教育の話で、母国語を日本語(要は日本人)よりも、ベトナム人
に教育されたほうが、4年後の日本語力が向上したという事例発表には、なるほど、
と納得しました。

日本人の先生は「やさしく」教えてしまうが、ベトナム人の先生は自分の苦労を
しっている分、「きびしく」できるとのことです。

よく聞く、『Repeat After Me 』は発音教育ではまったく威力を発揮しない
(ずっと間違えてしまい、効果がない)という発表には、再発見をさせてもらい
ました。 

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かつて、5万人いたアメリカへの語学留学生は2000年をピークに減っているとのこと。
今は3万人をきっているそうです。

単純にTOIECの点数を上げたいだけなら、日本で勉強したほうが点数は伸びると。
では、なぜアメリカに(とくにニューヨーク)行って、語学を学ぶのか。
何を期待しているのか。
など留学生のキャリアについて議論は白熱しました。


一言で語学教育といっても実際はいろんな課題があるのだな。と感じました。

次回の次世代大学教育研究会は、城西大学(紀尾井町)で7月23日(土)に行われます。
テーマは『地域振興と産学連携』です。私も15分くらいプレゼンします。
詳しくはこちら--> 第60回次世代大学教育研究会の内容