2011/01/18 (火)

01.小学生の理科の学力向上

2011/01/18 (火)

伊豆・宇宙の学校第5回スクーリング

 2011年1月16日(日)
伊豆・宇宙の学校第5回スクーリングを行いました。

詳しくはこちら --> http://uchu.i-ra.jp/e298118.html


今回は、沼津高専から7人の学生が参加して磁石の実験を行ってくれました。
(宮田昌輝さん、石塚幸暉さん、斉藤彰さん、鈴木駿太さん、遠藤麻菜穂さんなど7名)

強力な磁石を使ったガウス加速器の実験です。

高専さん実験レジメ(全30分)
-----------------------------
1.簡単に衝突球の原理の説明
2.衝突球の実演
3.ネオジム磁石で衝突させたらどうなるか
4.ガウス加速器の実演
5.簡単な材料とパチンコ玉でできるガウス加速器の紹介
-----------------------------

 各テーブルにお兄さんお姉さんがついてくれ、子供たちも大興奮です。
磁石とぶつかり、ビューンっと加速するパチンコ玉。
磁石の不思議を体験できました。

地域の学生たちとの交流は"地域の学習力向上"においてとても大切な
ことだと思います。どんどん推進していこうと思います。

また私としては、今後もこのような連携を続けていき、未来にはこの子供たちが
大きくなったとき、先生として戻ってきてくれたらすばらしいなあーと思います。


その後、KU-MAの山下先生から通常の実験教室を行いました。
-----------------------------
1.磁石で動くおもちゃを作ろう
2.電気くらげで遊ぼう
-----------------------------

磁石で魚つりをしたり、静電気をつかって電気くらげを作ったりして
楽しみました。

 

最後に恒例の家庭学習のレポートのプレゼン大会を行いました。

伊豆・宇宙の学校では、各回ごとに、やってきたレポートを張り出し、
子ども自身がマイクをもち説明を行います。

P1060456.jpg

今回も、10人の子供たちが説明してくれました。
回を重ねるごとにみんな積極的になってきてとてもいい時間です。

その中で、保育園の年長さんの発表があったんですが、極めて論理的な
説明でわかりやすい!びっくりしました。
子供には無限大の可能性があることがまた学びました。
(小さいからできないと決め付けてはいけないなーと。。)

 

この家庭学習のレポート&プレゼンは2つの目的があります。

・レポートをまとめる力をつける。
・みんなの前で説明できる力をつける。

です。

双方とも"論理的な思考力"の育成です。

お父さんお母さんの助けを得ながら、家で実験をしていると
思いますが、それをレポートにまとめて書く。
これってアウトプット力といって、学びを深めるのにとても有効。
そして、それをやりっぱなしにするのではなく発表の場がある。
これも学びを深めるにはとっても重要です。

本人はちょっと恥ずかしいかもしれないけど、やってみると快感。。
お父さんお母さんも不安かもしれないけど、心で応援し見守る姿。


このプレゼン。うまくいっても、いかなくてもどちらでも学びとなって
本人自身に返ってきます。

「やったー」でも自己肯定感につながりますし
「クヤシイー」でも反省や省察での成長につながりますし
「はずかしい」でも、乗り超えたときの達成感につながります。

プレゼンでも大事なのは子供に委ねることだなーと思います。
短い時間でも、子供自身がが自分で自分に火をつけて目が輝く瞬間があります。
なので私のファシリテーションもしゃべりすぎないように気をつけてます。
(私はまだまだです。もっと腕を上げねば。。汗)

そして、その姿を地域の他のお父さんお母さんも見守っている。

これがこの宇宙の学校の肝なんだと思います。

一人ひとりの子供の成長に地域みんなでお互いに関わる。

そんな「育み合い」の町にできたらと思います。

P1060458.jpg

さあ次回3月6日は平成22年度の卒業式です。沼津サテライト校と共同
で行います。今年度最後なんで、大技登場!
大きな飛行船を作って上げようと思います。
JAXA教育センターから終了証&記念品ももらえますので、引き続き
家庭学習&レポートを楽しんでもらえたらと思います。