2010/05/ 7 (金)

05.地域の活性とネットワーク

2010/05/ 7 (金)

知恵組フェスタの意義・再構築

今日は、2010年度第一回知恵組オーナー会です。
9月4日5日のフェスタに向けてのミーティングを行います。

昨年、知恵組フェスタは26個のコミュニティーとともに
300人を集めて明治大学で行いました。
昨年の様子 -->
http://chiegumi.jp/festa2009/
今年もバージョンアップして実行していきます。ちょっと整理してみましょう。

 

知恵組コンセプト
 "学び合いのコミュニティーを広げて、つなげることで
  一人一人が生かされる社会づくりを行う。"

 

昨年配布した小冊子「ソトガクのススメ」では以下のように表現しました。
「個が生かされる社会にするための
 信頼のネットワーク作りによる
 学び合うコミュニティー文化の復活」


今年からの知恵組フェスタの意義を再構築します。


知恵組フェスタ
「互恵精神の元、知恵組オーナーたちが触媒となって
 地域に活力を与えるイベントを実践する。」


知恵組オーナーとは
「自主自立し、自らコミュニティーを主催、
 社会問題の解決に挑む、社会活動起業家」

の人たちです。


地域にソトガクを示すことで、内にある良さを
再発見してもらおうというものです。

あくまで主役は"学ぶ人"

ということは、地域に何かを押し付けるのではなく
お互い主体的に動き、一緒に学び合う場を創り上げて
いこうというものです。


まさに、地域の学習力を上げていく、

「学習都市構想」

の具現化です。


地元のNPO等と共催し、地元住民を巻き込み、行政を巻き込み、
地域の学校も巻き込むことで、一体感を作り上げていきます。

そしてリレー方式として毎年いろんな地域にいきます。

 

大小は問題ではありません。

一番大事なのは、


「主役は学ぶ人であること。
自主自立の精神で皆が参加すること
傍観者を一人も出さず、すべての人が行動を起こすこと」


なんだと思います。


知恵組フェスタが毎年地域で行われたとき、地域と地域は
「学習都市連携」をします。

 

フェスタが終わった後、いろんな形で市民と市民が交流を
行います。

単なる観光目的の古い考えの"友好都市"ではなく、
お互いの問題をお互いの知恵出し合って解決していく
という、すべての市民が参加できる形の連携です。


知恵組フェスタが来た地方は、次から次へと元気になっていく

いずれ似たような運動が日本中で起きて、すべてのコミュニティ-
が信頼で連携されていく。


そんな社会貢献ができること。それが知恵組フェスタの目的です。


でもフェスタ自体は手段なのです。

オーナーたちが触媒となってフェスタを成功させることで、

その後の人と人とがつながりあって知恵をしぼって、

よりよい社会を作り上げていくことこそ目的であります。


昨年のフェスタで私はこう挨拶しました。

「すべてのコミュニティーがつながりあったとき
 あらゆる日本の課題は解決に向かって走り出す」


そうです。
成熟社会に、正解などないのです。お互いに意見を出し合い
知恵を出し合って解決していくしかないのです。


「競争社会」から「協働社会」への転換です。

みんな何にお金を使うのか。

今までの「競争社会」では、
・車や貴重品などのモノ
・見た目やプライドを得るため
にお金を使い
周りを出し抜き、自分だけが儲けようとしました。


これからの「協働社会」では
・学び
・感動
・充実感
にお金を使い
周りを支援して共生しようとして生きます。


まさに知恵組フェスタのコンセプトは

『一人一人が自主自律し
 「協働社会」の社会人力をつけるための
          学習都市ネットワーク構想』

なのです。


さあどんなオーナー会になるでしょうか。
楽しみです。