2010/04/23 (金)
2010/04/23 (金)
演じる力
役者の先生が芸能界にデビューしたい人に稽古をつける場です。
HRDMで一緒に学んでいる、とある企業の人事部長(元)と一緒に
見に行きました。
先日、校長先生の教育である「学校マネジメントリーダー塾」
で平田オリザさんが【演じる力】の大切さを教えていたのを
思い出し、企業の管理職にも、この力が必要なのではと思い
見学を誘ったのでした。
そこで教えていたのが、
【五感で感じる力を利用した、コミュニケーション力】
でした。
運動を思いっきりして、ゼイゼイ息を切らしているところで
バッっと人が近づいてきても、「なんだよ!」跳ね返します。
目をつぶってシャボン玉を演じフワフワしているところで、
バッと人が近づくと「ふにゃー」って弱くなってしまいます。
要は状況によって人は、コミュニケーション力の発揮の仕方
が違うことを、体感して学んでいきます。
(実際は、呼吸が違うそうです)
逆に言うと、そのような状況を事前に想定し訓練することで、
理想のコミュニケーションを表現する(演じる)ことができる
ということになります。
企業の管理職にとって、毎日様々な状況があると思います。
気が入ったり、気が抜けたり、怒ったり、笑ったり、泣いたり
喜んだり、悲しんだり。。
目標達成のために、部下と一緒に成し遂げていくのですから大変です。
そんなときに、状況に応じたコミュニケーション力(演じる力)を
備えていたら、非常に強いメンタルで、仕事を遂行することができる
と思いました。
ある意味、「演じる力」はすべての社会人に必要な能力ではと
思いました。
よく考えてみれば、
・旦那さん
・お父さん
・部下をもつ上司さん
・塾長さん
・NPO理事さん
・町の役員さん
・悪友と飲むおバカさん
をすべて演じているわけです。(これ私。。笑)
もしかしたら、この演じる役者の種類の数だけ、人間は幅が
持てるのではと思いました。
仕事の中でも、
あるときは、隙のない鋭いビジネスマン。
あるときは、部下のよわよわの話に耳を傾けるおっちゃん。
あるときは、デレデレしているオヤジ。
を演じているのかもしれませんね。
どう思いますか?