2010/03/17 (水)

02.学生向けの「働く力」の育成

2010/03/17 (水)

就活をキャリア教育のプロセスに変えていく

就活留年の問題(新卒で就職活動するために、わざと留年する大学生)を書いたところ反響がいいので紹介します。

-----------引用開始--------------------

本当にすごい時代だと思います。。。
私のまわりでも、そういうお話はよく聞きます。
就職留年て、なんじゃそりゃって話ですよーー。
最初に入社する企業=キャリアゴール、になっているところが問題ですよね。
というか受身ですよね、
みな。自分を磨く→そのための会社、ではなく、
会社と社会はこう→だから受けなきゃ、みたいな、
そんな古臭い価値観がいまだにはびこっております。。。


-----------引用終了--------------------

たしかにそうですよね。
 
就活することが目的化してしまっては本末転倒。

就活はあくまで手段です。よって、
 
自分を深くみつめて、社会を真剣みつめて、
これから活躍したい場を見つけることを通じて、
自分自身を磨いていく活動

 
としてほしいですよね。
大事なのは、会社に入った後、活躍することなんですから。


国側も動きました。大学の設置基準を改定。通常授業でもキャリア授業
ができるようになりました。
就職課やキャリアセンターの仕事でなく、通常授業の中で、社会を学んでいくことになります。
大学が職業訓練校になってしまう。という危惧は当然ですが、
一部の研究職を除いて、ほとんどが教育を行っている現状をみると、
積極的に、まともな"キャリア教育"を大学1年生から取り入れてもいいと
思います。

ちなみに、私がかかわっている「高知大学」では大学を挙げて、地域の企業とタイアップして『社会協働学習』を取り入れています。大学1年生から
対象ですので、すごいキャリア開発の仕組みですね。

これに最近話しがでいる、『リカレント教育』(卒業後の活躍も品質保証するという考え。25歳や27歳で活躍していることを担保する大学教育)
か組み合わされば、すばらしい仕組みが出来上がると感じています。
 
ただこれは、大学側のやる仕事。私は『ソトガク』を通じて学生のキャリア開発に関わっていければと思います。そこで、大企業ばかりでなく、
NPOや地方の中小企業に目を向けるよう支援できたらと思います。

 
さあ就活留年という愚がどうなっていくのか。。
自分が正しいと思う道に、チャレンジしていきたいと思います。