2009/09/ 9 (水)
2009/09/ 9 (水)
イマドキの新人
雨 気温22度 湿度82% AM7:00 M8189
おはようございます。今日は雨。富士山は見えません。
サンリオピューロランドを見ました。Hello!キティーちゃん!
さて
昨日は、とある大手企業3社にお邪魔して、若手の教育について人事・人材
開発部門の方々と話す機会を頂きました。
・受身である。動機付けをどうするかだ。
・一対一にならないと本音が出てこない。
・自分たちはコミュニケーション力が高いと過信している。
・ディスカッションに深みがない。
・横のつながりが少ない。
・お互いに興味を持つことが少ない。
・お互いを気を使いすぎている。
・幹部が自らの体験を話すなどしているが効果が少ない
・業績が落ちているのと平行して、現場のやる気がダウンしている。
・メンター制度を動かしているがメンターがしんどい。
・英語などの自己啓発系の研修の受講率がだけ上がった。
などなど、みなさん、苦労をしているようです。
4年前に社ニートって言葉を作り出して
若手の動機付けの話をしたときは、
・若手の問題は、組織の風土や上司の課題である。
・若手の仕事の複雑さが増しているからである。
など、”若手”だけのせいにはできないという意見が大勢を占めました。
そして、「3年目で辞める社員」という本が売れたころは今は昔。
採用が、売り手市場から買い手市場になったことや不景気を受け、
逆に、”辞めなくなった”のが現状だと思います。
でも、若者の企業に対するコミットメントが増えたから、定着が進んだと
見るのは早計です。逆に社ニートは増えているかもしれません。
最近は、”若手のせい”にも、しなければならないと思うようになりました。
(彼らが受けた教育のやり方や、社会・地域の教育力の低下はうらみつつ。。)
あきらかに、彼ら若手は、”自己防衛”に走っていると思われます。
無駄遣いをせず、貯蓄率が高く、車は買わない。
自分を磨くことには貪欲。
素直でまじめだが、いわれたことしかやらない。
これだけ社会が変化していると、当然といえば当然。
社会が変化して、価値観が多様化しているということは、
企業内で言われていること変化しているだろうし、
お客様の要望も変化しているだろうし、
上司が言う価値観も、部署によって、バラバラでしょう。
となると感受性が高い若手は、どう考えるかは明白です。
私は決して、イマドキの若手が”やる気がない”わけではないと考えます。
私はNagaya塾という大学生向けの私塾をやっていますが、イマドキの若者は、
ホントすばらしいです。みな明るい未来を語ってくれる仲間です。
私のほうが、元気をもらっているくらいです。
ただ自分視点が強いことは確か。一生懸命自分をかわいがっているのです。
だったら、”自分のために”もっと”人と関わりを深くしてみよう”というメッセージ
が効くことになります。
いずれ、自分視点が強い彼らにも、社会人としての自覚が出てくるはずです。
「貯金ばかりするなら、横断歩道を歩く資格がない」って当たり前の公の意識
くらいはつくと思います。
そのときまで、では如何に、彼ら火をつけるか。。。
私たち大人がまず相手を信じきってやれば、きっとできると思います。
ちょっとした仕掛けは必要となりますが、きっと伝わると思います。
業績との関係を見れば、管理職やミドルの方が問題が大きいとおもいますが、
少なくとも、今の若手の方が、長く会社に勤めます。
OJTといって、仕事に追われる現場の上司だけを頼りにするのは無理があります。
よってこれからの育成の仕組みづくりは、人事・人材開発の皆さんの
手にかかっていると思います。
私としては、それを一緒に考えていければと思います。
だって、若手の育成を本気で考えている人は、次の時代をしっかり見ている人
と思います。そういう方々と仕事ができることは、それはそれは楽しいことです。
10年後、20年後を考えて、今何をすべきかということですね。
さああげますね。
今日も元気に「いってらっしゃーい」