2009/01/14 (水)

2009/01/14 (水)

ものづくりの現場で学ぶ若者

晴れ 気温5度 湿度40% AM7:00 M7986
090114.JPG
おはようございます。今日もすばらしい富士山が見えています。。
朝日にあたって、赤く色づいています。この季節は6時台に写真を撮ると
赤富士を写す事ができます。

さて昨日のブログ『私の肩書き募集』についてはコメントがありませんでした。
ショックなことですが、この事実が”私の今の実力”なんだと思います。
覚悟して受け止め、次に行かなければなりません。


今日は、名古屋に出張です。(下りの新幹線で書いています。)
『ものづくりに学ぶ研修』の企画のために、見学先に当たる
とある企業の役員さんとミーティングをするためです。

金融関係の仕事を行っている”2年目若手社員(24歳)”を対象に
しています。

第一回目研修は、11月に3日間行われたんですが、2月初旬に第二回目研修
が行われます。


単なる工場見学をして、感想などをレポートするといった研修でなく、
”ものづくりい企業に何ができるのか”を研修生自身に徹底的に考えさせる
ものです。

研修の設計は、2泊3日のプログラムになっており、

1.事前準備で十分に下調べ
2.見学に行く前に、グループ学習で、どのような点を引き出すかを議論。
3.バスや電車にて、見学先のメーカーに移動。
4.見学先にて、実際の工場の現場を見学。
  また役員クラスの方々のプレゼンを聞き、質疑応答。
5.研修所に戻り、”与信判断力”のグループ討議のみならず、”ものづくり企業”
  に対して、何ができるのかを夜を徹して議論し、レポートを作成。
6.次の日の午前にグループ発表・プレゼン
7.このパターンで、3社繰り返す。
8.最終日には、上司やお客様に、今後何をしていくのかを個人発表。
9.支社での仕事の中で、実践したことの業務レポートを作成し上司と人事に提出。

というものです。

受講生たちの顔や表情を見ていると、喜怒哀楽が非常に出ていて成長を感じる
ときが多いです。

”金型を始めて見た”といったご愛嬌のようなことから、見学前には、”これを聞こう、あれを聞こう、この企業のここがポイントでないか”などさんざん話し合ったはずなの
に、いざその場面となると、相手の迫力に圧倒され、聞きたいことが十分聞き取れていない。
それを自分たちで気づき、悔しがってリベンジを誓い合っている姿などです。

みな真剣に、”ものづくり企業”に対して、今まで何をやってきたんだろう、
これからどんな支援ができるのか。など、頭をかきむしりながら考えています。

この”わかんねー。でも、必ずできるはずだー”と答えのない課題に取り組み、
成長してもらうことが、この研修の狙いなんですね。

どうでしょうか。
若者が手抜きなくお客様と自分たちのこれからの姿を創造、成長しようとしている姿
は、なんともすばらしいでしょう。
(普段の大量にある仕事をこなした上での数十ページにわたる事前準備等、本当に
 大変なんです)


このような若者の成長の場づくりで、これからもどんどん応援していきたいと思います。
さあ上げますね。
今日も元気に「いってらっしゃーい」