2008/10/20 (月)

2008/10/20 (月)

働く感4

晴れ 気温24度 湿度45% AM7:40 M7986
20081020.JPG
おはようございます。今日は富士山のてっぺんがちょこっと見えています。
わかいいですね。

さてコメントありがとうございます。1件でしたので、ここで引用します。

-----あっちゃんさんより---------------
業種にもよるでしょうが、休日をとれない、その日中に
帰ってこれない・・・という仕事をしているお父さんがあまり
にも多いような気がします。
本当にそんなに忙しいのか、付き合いなのか、上司が帰らない
から帰れないのか・・・いろいろあると思いますが、
「家庭とプライベートは捨てろー!」なんていう上司が本当に
いるというから、そんな状況では「父性」の復活は難しそうですね。
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一般的には、このように言われていると思います。
がホワイトカラーに標準をあわせて話しをした場合、実際は本当にそうでしょうか。
このあとで少し考察してみましょう。

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ということで、今日も「働く感」の話しを書きたいと思います。


この手の話しは、
 ・本人
 ・組織(上司)
 ・会社(ビジネスモデル)
の3つに分けて話したほうがよさそうです。


まず本人。

ホワイトカラーとは、自分で、仕事の仕方を考え、工夫して、生産性を上げる
責任があるナリッジワーカー(頭脳労働者)です。

会社の期待(達成すべき成果)に対して、自分の能力が追いつかないとき、
本人に強い上昇志向があれば、どうしても、労働時間が長くなります。
(仕事の段取りがうまい人に対して、そうでない人は、5~30倍の時間がかかります
極端な話し、何も工夫しない30日分の仕事は、工夫次第で、1日しかかからない。)

そして、頭脳労働者は、机に向かっている(会社にいるとき)だけ、仕事をしている
わけではありません。
仕事の仕方の工夫なんてレベルでなく、イノベーションを起こすには、同質の場
では、足りません。
本人に強い上昇志向があれば、子供たちと公園で遊んでいるときでさえ、
寝ているときでさえ、仕事ができます。

働きやすさを作り出すことも、本人の力で、十分に可能です。
キチンとアウトプットや成果を会社に示していけば、どこで仕事をしようと自由と
なるでしょう。


次に、組織(上司)です。

会社の風土・文化の99%は、上司の、行動・言動で作られると言われています。
よって、彼らの言葉は、働く人たちにとって、とても重要でしょう。
でも、どのようなレベル話しをしているかによって、話しは変わります。
上司と部下は、常に、自分たちの2つ上の職段の人の役割期待の達成を考えて、
会話しているでしょうか。

自分のためだけの話しを、職段が違う同士で、話したって、話しが合いにくいです。
「ところで俺たち、どこへ向かっているんだっけ」ということを常に、共有している
必要があります。

よって、上司が悪い部下が悪いと言う前に、そこで話されている話のレベルを
徹底的に突き詰める、組織に強い上昇志向があるかどうかだと思います。


最後に、会社(ビジネスモデル)です。

大手の場合、仕事が細分化されていますから、もしかしたら、”作業”をやる人が
まじめに仕事をすれば、十分儲かる仕組み(ビジネスモデル)ができあがっている
と思います。

そういった会社の場合、クリエイティブな仕事を生み出せ、といっても会社が
期待していない場合があります。
ようは、ホワイトカラーのフリをして、実は、ブルーカラーを社員に期待している
んです。
そしてなんと、社員まで、実は、管理されることを望み、時間で仕事をしている
ことで満足している人が多いということです。
このような会社の話しとゴチャゴチャするんで、この手の話しはいつも混乱します。


そのような会社は、今日の話しでは、論外です。
常に、仕事や富を大きく発生させることができるナリッジワーカーに焦点を当てた
話だからです。
私は、残業代を払うと言うのは、社員をブルーカラーに見ているとしか思えません。


本人、組織、会社すべてに、「働く感」に対する課題があると感じています。
そして、変える原動力は、やはり、本人です。
本人が、ホワイトカラーたる責任を果たそうと、頭脳労働の生産性を著しく向上させ
ようと思えば、”働き方”だって自然と変わってきます。
今の時代、ネットもケイタイもあります。どこでも仕事は可能です。
まずもって、社内のネットワークだけで、気付きを得よう(成長しよう)という考え
に限界があるんです。
社外ネットワークで得た知恵を、所属する組織、プロジェクトの成果に結びつけて
いく。このシナジーの関係が、働く人と会社のWin-Winの関係(正当な横の関係)
になるんだと思います。


平和と食えている事に、甘えていると、次なる世代を作れない気がしてなりません。
今の時代は、先代の作った社会の貯金を崩しながら生きているに過ぎません。
でも私たちもキチンと教育を受けた能力の高い人間です。
新社会的資本主義の世の中が作れるはずです。
みんなの力を合わせて、この状況をなんとか変えるぞ!と思っています。


どうでしょうか。でかけますかね。
今日も元気に「いってらっしゃーい」