2008/10/17 (金)
2008/10/17 (金)
働く感3
晴れ 気温19度 湿度54% AM7:20 M7884
おはようございます。今日はばっちり富士山が見えてますよ。雪が降ったんですね。
いかにも、富士山らしい写真が撮れました。
さてコメントありがとうございます。
2名でしたので、今日も引用しながら、働き感を書きます。
------------あっちゃんさんより------------------------
ATCが導入される大学の取り組みはすばらしいと思いますが、
私はもっと若いうち(高校など)から社会経験させてあげた方が
いいような気がします。進学校などではアルバイト禁止が多いですが、
それこそインターンシップのように授業の一環で取り入れてもいいのでは・・・。
私は大学時代にいろいろアルバイトをしましたが、当時は単純にお金の
ためで、とくに将来を考えて職種を選ぶなどということはなかったものの、
どの経験も今考えるととても生きています。
でももしもっと若い頃にそういう経験があれば、大学時代はより広い視野で、
アルバイトを選べたかも・・・という気がします。
>確かに、高校のときから就業経験させるのは、よいと思います。
受験勉強が必要ないとはいいませんし、とても大切な体験です。
が、全体の学力を、センター試験だけで測るのは疑問ですね。
インターンシップなどを通して、その人間が、今後の人生において、
「学び成長できうる力」を養成する必要があります。
よって、「働く感」がどのように身についているかは、その人の
成長能力に大きく影響していると思います。
------------なっこさんより------------------------
社会人としての先輩(学生からはとても大人に見えるものです)からの
体験談はとても響くと思います。
永谷塾でよく話す、「理不尽な仕事でも続けたら仕事に深みが出る。
振り返ると今につながっている。」そういう話は「先輩でもそういうことが
あったんだ」という気持ちにさせるから「諦めずにチャレンジしようと思った」と
いったような感想が多く出るのではないでしょうか。
そんな社会人の先輩の話(しかも学外の人)をよりたくさん聞かせることが
大切なのではないかと思います。
>このようなベースの考え(生き方の哲学)は、家庭や地域で学童の
ころから学ばせることだと思いますねー。
大学生にもなって言っても遅い気がします。ましてや、社会人になってから、
チャレンジ精神を教えるなんて、遅すぎます。
(というか育成の投資が掛かりすぎます)
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それにしても、なぜこんなことが必要な時代になったんでしょうか。
私は、父性の存在の欠如ような気がしてしょうがありません。
・家庭が核家族になり、地域が壊れ、
・マイホーム欲しさに遠距離通勤をしたら、家族内のコミュニケーションが減り、
・子供たちには、大量の情報が流れ込み、取捨選択する能力がつく間もなく
大人になり、週刊誌レベルの浅い痴話話に軽い意見をいう程度になり、
・学生となり、漫然と古い体質の教育を受け続け、社会とは隔離されている
先生という人たちに、将来の価値観を押し付けられ、
・新社会人では、現状打破しろ、と言われ、口では立派なことをいうが、
ろくに行動しない、精神は浮き足立っている”社内ニート化”していく。
極端ですけど、だいたいこのパターンですよね。
このパターンが分かっているんだから、なんとかなると思いますね。(20年かければ)
私は父性の復活のような気がしてなりません。
今の子供たちは、母性は十分受けて、育ってきています。
ニート、社ニートが多いのも、社会全体が、”やさしい”し”生きてていいんだよ”
言ってくれているからだと思います。
ボランティアとか環境という言葉に、妙に若い人が反応するのは、この”やさしさ”に対して、
”働く”を直接的に結びつけているからのような気がします。
(これも日本を弱体化させるどこかの戦略でしょうか。
世界と熾烈な競争をして何とか富を受けているいるというのに、
腑抜けた人だけで生き残れるのでしょうか。
それとも、日本人全員が、夜は電気をつけず、抱き合いながら、
一日パンを2食の生活をしようというのでしょうか。)
一方で、父性を感じて、育つチャンスに恵まれません。家庭、地域に
男親の役がいないからです。
”へこたれない力、負けない力、立ち向かう力”は父性から与えられる
と考えると、今の子供たちの学習環境は、働いていく力を養成されにくい
環境と言えます。
<ここで言う母性と父性は、性別の男と女を言っているものではありません。
あくまで機能面で書いてます。>
父性が復活したら、自然と地域は再生していくと思います。
だって、元気で、威張ってる、暖かいおとーさんがたくさんいる町って、
素敵ですよね。おとーさんたちの経験を身近な子供たちに伝えて、
学んでいく場(寺子屋)だって復活するかもしれません。
じゃー、どうやったら、父性を復活できるんでしょうか。
さあどうやりましょうか。考えましょう。
では上げますね。
今日も元気に「いってらっしゃーい」



