2008/09/24 (水)
2008/09/24 (水)
場を作り出す人たち
晴れ 気温24度 湿度73% M7884 AM7:30
おはようございます。今日はいい天気ですね。雲で少しかすんでいますが、
富士山も大きな顔を見せています。いつもより大きめで乗せておきます。
皆さんコメントありがとうございます。追観は、一般的なコミュニケーションスキルの
1つである可能性があることに気づきました。こちらにフィードバックしています。
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先日の国際シンポでISIS2008での私の演目は、
『組織内の共鳴場と知のイノベーションとは
~個の行動変容とチームの支援の関係を解き明かす~』
でしたが、一昨日、同じ内容を、とある大学の授業で発表してきました。
イノベーションダイアグラムとActionT.C.の関係性を、実際の
データを示しながら解説するものです。
授業では、学生からいろん意見が出ました。
「最初にいい行動計画を立てた場合、知の具現化を続けることも
成長と言えるのではないか」
「フィードバックによって知の創造がされるというより、煮つまり、深まり
がおきることが多いのではないか」
「なぜ5ヶ月のデータでは短いと感じるのか。十分のデータではないか」
「ありたい姿自体が間違っていた場合、どんどん間違った方向に成長
してしまうのではないか」
という意見です。学生から出るんです。
学生からこのような画期的な意見が出る背景として、2つの理由が挙げられます。
・論理的に説明ができる思考力がついているため、1つ1つの疑問を
自分の言葉に置き換えて、解説できる。
・ただ聞くだけの授業という場を、”共鳴場”にしようと努力しているため、
自ら発言し、場を作り出している。
まさに、受講生として彼らは主役となり、「学習環境をデザイン」していると言えます。
一方で、聞いているだけの人もいます。その人にとってその時間は、何のための
時間なんでしょう。自分にも、相手にも、なんの気づきを与えない時間です。
なんの成長もしない、ダラーっとした時間です。
これは、企業内で、自分の意見を発言しない会議に参加している人と同じですね。
まさに、時間の無駄遣いといえます。
私はそんなダラーっとした時間は大嫌いです。何のの気づきもない時間が続くのは、
地獄の苦しみです。どんな時間においても成長したいと考えてるからです。
ダマーっている人は、普段何にも考えていないか、もしくは、場作り
に興味がない人、他人任せの人なんでしょうね。
逆に場を作り出せる人は、普段から、しっかり考えていて、全然関係のない
ようなことが、パっその場でシンクロするものですから、言語(話す)にしたくて
しょうがなくなるのです。
その場で、自分の知をOpenにすることで、気づき、成長しようとするんですね。
「話す」という活動に出ない人は、自分の知の成長をOpenにすることに不快感が
あるんでしょう。自分を良く見せたいか正解を探している、いずれにしろ、他人の目
や評価を気にしすぎる人(=根本的に自信がない人)と言えます。
発言(言語化)しないと、知は具現化されませんので、深まりがなく、気づきが少なく、
共鳴する場はなく、成長できずという、知の負のスパイラルに陥ります。
そんな人にも私はハッキリ言いたいです。
授業や会議といった場所も、「場」なのです。
(別に、形式ばっていなくても、2人以上の人が集まった場は当てはまります)
場に参加した限り、場を作り出す責任があるのです。
知のOpen化が、好きだろうとキライだろうと関係ありません。
構成員としての責任を果たすべきです。
意見交換によって、お互いの知を具現化していきながら、思考を深め、共鳴場によって、
新たな知を創造するという場を作っていくんです。
このような場を、「学習環境」と呼びます。
学習環境デザイナーのネットマン。
どんな場も、学習環境に変えてしまう能力が必要です。
だって、私たちは、デザイナーですから。。
いつでもどこでも学習環境にいる生活。
そんな毎日を送りたいものです。
さあ上げますね
今日も元気に「いってらっしゃーい」