2008/05/20 (火)

2008/05/20 (火)

会社概要

雨 気温19度 湿度96% AM7:30 M7783
080520.JPG
おはようございます。今日は雨です。でも西の空はとっても明るいですから
午後は早めに晴れますよね。もしかしたら今日は、虹が出るかもね。

今日は一日I-Villageで研修開発を行います。
来週とある企業で、講師向けの研修があるからです。


ホームページには、【会社概要】というページがよくありますね。
資本金や従業員数や本社の場所など良く見るの言葉が並んでいます。
今のネットマンの会社概要ページは、
http://netman.co.jp/company/index.html
ですが、
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設立   : 1999年4月2日
資本金 : 6,860万円
事業業内容 :コンサルティング  
         ・・・・・
従業員 : 15名(アルバイト、契約、業務委託含む)
本 社 : 東京都・・
R&Dセンター(i-village) : 静岡県・・・・・・・
電話:・・・・・
FAX:・・・・・
取引先銀行:・・・・・
取引先:・・・・・
     ・・・・・
----------------------------

正しい情報を書いています。間違いはありません。
でもこの中のどこが企業の正しい姿の”概要”をあらわしているんでしょう?
”正しい姿”とは”本当の姿”です。
するとこの”会社概要”は正しい姿とは、むしろかけ離れたものであることに気づきます。

まずは資本金
  資本金が大きくたって、キャッシュ上の体力を現しているもの
  ではありません。ずーたいがでかいだけで、お金の使い方がへたくそな
  ことを、現しているに過ぎないかもしれませんよ。


次に従業員数
  従業員数がその会社の仕事におけるパフォーマンスの大きさを
  現しているのではありません。人数が大きい分、非効率になって
  いるサービスなんて良く見ます。

次に取引銀行
  従業員の給料を出し入れしている口座があるだけって取引銀行
  っていわないですよね。

次に取引先
  取引先の企業の名前が、その会社との関係の深さ、信頼の深さを
  現しているのではありません。もしかしたらたった一回1万円の取引
  があっただけかもしれません。

どうでしょう。


それぞれのデータは、会社の正しい姿である”本当の概要”を現していないんです。
そんなものを”会社概要”として出したって、何の意味があるんでしょう。


おそらく正しく会社を現す数字的なものは、以下のこんなものでしょう。

【役員の給料】
   キャッシュとして、1人の役員に対して
     (会社から出ているお金)-(会社に入れた金)
   をみなければいけません。
   役員貸付、借入でお金の出し入れをしているからです。
   毎年毎年のデータで、推移で見る必要があります。
   ちょっと入ってすぐ出る役員もいるからです。

【取引銀行の借入額と返済金額】
   どこにどのタイミングでどれくらい借りており、どのように
   返済してきたか。の推移データが必要です。

【従業員の給料】
   5年以上働いている人の、1年目からの毎年の
   データでなければいけません。
   ぱっと働いてぱっと出て行く従業員もいるからです。
   その人の給料を見ても、会社は現れません。

【取引先別売上げ】
   これも数年間の推移データが必要です。
   リピートオーダーと売上げ増がどのように
   推移しているかによって、その取引先が
   ロイヤリティ高くなっているのか一時的な
   ものかがわかるからです。単なる取引額
   の大小で判断できるものではありません。


【プロジェクト別メンバー構成の人の数と支払額】
   従業員や協力者がどのように人数推移しているか
   を現します。単なる従業員数だけだと、プロジェクトに
   対して投資しているのかどうかがわかりません。
   協力者も含めてどのような人がどれくらいで、かかわって
   いるかでわかります。


どうでしょうか?
こんなものが”会社概要”に書かれていたら、
その会社の本当の姿がわかるんじゃないんですか?


えっ!そんなの出したら会社が良く見えなくなっちゃうよって?
ホームページってありのままでいいんじゃないですかね。

わかりやすく読みやすくし販売につなげるというデザインは大切だけど、
自分たちでない姿まで表現して良く見せようなんて考えないほうがいいと
思いますけど。。。


どうでしょ。。


さあ上げますね。
今日も元気に「いってらっしゃーい」