2008/03/21 (金)
2008/03/21 (金)
「リフレクション・イン・アクション」の運用
曇り 気温13度 湿度39% AM7:00 M7884
おはようございます。雲が残っていますが、これから晴れて富士山が見えそう
な雰囲気です。湿度も低いし、いい天気になりますよ。きっと。
さて今日は午前はi-villageで開発やサーバー構築の会議、午後は、とある学会の
運営についてとある大学の先生とミーティングしたのち、とある企業に行き、新人
研修を行ないます。
「リフレクション・イン・アクション」(Reflection-in-Action)という考え方をご存知
ですか?
元マサチューセッツ工科大学ドナルド・ショーンが提唱した概念で、人の行動成長
を理論化したものです。
「仕事を行なった結果(経験)に対して、自分で、自分の行動や現状を振り返り、
様々な視点のフィードバックを受入れ、次の行動をより良いものに変更していくこと」
です。
最近では、組織と個人の関係を強化し、ともに成長するキーワードと言われています。
過去の研究文献に、「リフレクション・イン・アクション」が職場に与える成果が
載っていますが、私の体験から自分なりに考えると以下の2点に整理できます。
・自主性、自信、誇りの育成
自分が決めた行動で成果がでることによる成長実感によって生まれる
・周囲の人との関係の育成
いろんな視点がもらえることによる信頼によって生まれる
このような成果を出すためには、
”一時的な一人で振り返る孤独な時間”の確保がとても重要です。
人は”気付き”によって成長するわけですが、振り返っているときに”気づく”
わけです。
周りから見ると、その姿は、”んー”って停滞しているだけのように見えるのですが
本人にとっては、”独りの重要な思考時間”なのです。
その時間は、ほっておくことが重要です。独りで孤独になる時間も大切なのです。
振り返る本人にとったら、この振り返りを、「いいレポートにしよう」など、
他人に見せるためのことを考えると、”ろくなもんじゃありません”
時間はかかるし、振り返りのレベルは低いし、単なる書きにくい日報のような
ものに落ちぶれます。
ありのままの気持ちをありのままに振り返り、行動をどう改善したらいいか
を考えることのみに集中してください。
そして多様な意見を受け入れる気持ちさえもてば、必ず成長します。
もちろん組織全体でこのような振り返り時間をキープできる風土を作っていく
ことも重要ですね。
どうでしょうか。みなさんは、正しい「リフレクション・イン・アクション」
をしていますか?
他を気にする、見せるための”ろくなもんじゃない”振り返りになっていませんか?
”やばっ?!”って思った人は、これからの振り返りの仕方をキチンと理論に基づいた
正しいものにしてみましょう。きっと今までより成長しますよ。。
さあ上げますね。
今日も元気に「いってらっしゃーい」