2008/01/17 (木)

2008/01/17 (木)

論理的思考力は基礎で必要な能力

曇り 気温6度 湿度60% AM7:30 M7883
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おはようございます。今日も曇っていて富士山が見えませんでした。ちょっと寒さも和らぎましたね。

さて今日はとある企業のCS定着についてのTOP会議、午後は教材開発とパートナーとのミーティング
です。

昨日とある大学の授業にオブザーブしましたが、内容は、「論理的思考力を身につける」授業でした。
とある教材をつかって、理論に従って、問題を解きながら、日本語の論理的な構造展開や論理的
思考のプロセスなどを学びます。

例えば、例文の
 ・このアパートには犬とサルとキジを飼っている人がいる
という文章の否定文を作るという作業です。

しっかり落ち着いて理論に従って分解、結合していくと正しい日本語の否定文が
出来上がります。


論理的な思考力は、
 ・常に仕事を進める上で利用し、
 ・理解を深めるときにも利用し、
 ・人に自分の考えを理解してもらうときも利用する。
といった、もっとも重要な脳(前頭葉)の動きです。

いろんな人の成長や壁にぶつかる姿を見てきて、
”人が成長するかどうか”は、論理的な思考力によって決まる。
といっても過言ではないのではないかと最近考えています。

先日も、とある企業の、とある研修の後、若い女性社員の方が
私のところへ来て、
「仕事で、上司にうまく説明できないんです。私は感情的な
能力しかないので、論理的な能力を付けるにはどうしたら
いいんでしょうか」
と質問されました。


そうなんです。仕事とは複雑な問題解決です。
問題解決能力は
(ちょっと論理的に書きますと。。。。笑)
・問題発見能力

・業務遂行能力
に分解できます。

まず、”問題発見能力”です。
ものごとをシステム思考で広い視野で論理的に捉えること
ができなければ、問題を本質的に捉えることができません。

その次に、”業務遂行能力”です。
仕事は組織の目的のために行うのですから、1人で行う仕事
は組織の中には存在しません。
ということは、周りに納得させる表現能力があって、はじめて
仕事の生産性や質が高まります。
自分の考えをしっかり論理立てて分かりやすく説明し、
まわりの積極的な協力を自分の力で取り付けていくという
行動が必要になってきます。


ということで”論理能力”は最低限ベースの必要能力と言える
でしょう。

もちろん仕事を進めるときには、人間関係をよりよくするヒューマン
な感情的行動も大切です。論理的だけではスムースに仕事は
進みません。
でも、感情的なものが先にあると、仕事が仲良しクラブになって
しまい、お客様のために高め続けるといった視点(仕事の質は
常に高め続けるものという視点)が抜けてしまいます。
私はどんな仕事人もプロであるとの考えから、
まずは論理的思考、表現能力があってその上に人間的なもの
が積み上がっていくのがよいと考えています。


ではどうやってその能力を養っていけばいいんでしょう。
学生の時に身につけていない人が多い現代。どうしましょうか。
それは、またの機会に書きたいと思います。


さあ上げますね。今日は客先直行なんでちょっと9時すぎちゃい
ました。
では今日も元気に「いってらっしゃーい」