2007/11/27 (火)
2007/11/27 (火)
自己開示のクセをつける
晴れ 気温12度 湿度44% AM7:30 M7782
おはようございます。すっかり曇っていたので見えないと思っていたら、見えましたよ。
薄暗いですが、すらーっとすそ野までキレイに写りました。
さて今日の予定は、午前はI-Villageでプレゼン資料つくり、午後は「OJT改革の分科会」に
ファシリテーターとして参加します。7社10人程度の人事関連の方があつまるそうです。
昨日NAGAYA塾をとある大学でやってきました。
「理想の姿で働き、夢を実現する」
というゴールのために、行われた1時間のセッションです。
私の歴史や仕事に取り組む上でのマインドなどを講義した
のち、学生たちは、自分の”夢”と”そのためにやる事”を紙に書きます。
その後、隣の席の人同士で、それを語り合うというものです。
夢がかけない人も、「”どんな姿で働いていたいか”って考えてごらん」
というとイメージがわいてきます。
苦渋な顔をしていた、とある1人が、「さわやかな姿で働いていたい」と答え、
笑顔になりました。
隣の人との話し合いは、”自分の夢なんて、恥ずかしくて、親にも話したことないよ。”
って年代すから、最初は戸惑いますが、心配ご無用。5分もすると、
ワイガヤと、とまらなくなり、どんどんいろんな話をし始めました。
終わった後、2人の学生がNetmanに遊びに来て、大いに語っていきましたよ。
自分の気づきの言葉を、短冊に書き残す”キョウヒト”も書いていましたので、
それは”キョウヒト”のページに今日アップされますので、お楽しみに。
授業を見学に来られていたとある企業の人事の方が帰りがけに
「彼らはかなり貴重で大切な経験をしましたね。永谷さん社会貢献されていますね。」
とおっしゃっていました。
また、
「社会人のほうが、自己開示ってしないですよね。30歳すぎたら、しろっていっても言う事聞かないし・・」
ともおっしゃっていました。
私はこの言葉で、”ハッ”と気づきを得ました。
それは
「若いうちに癖つけなければならない行動特性は、”自己開示”が一番大事」
ではないかってことです。
学生の専門的勉強、若手社員のビジネスの基礎教育
が大切ではないとは思っていません。
ただ研究員になる人は別として、ほとんどの人が企業で働きます。
そのほとんどの人が、3年程度働けば、大体誰でも
名刺交換はできるようになりますし、
商談できるようになりますし、
議事録もかけるようになりますし、
プレゼンもそこそこできるようになりますし、
ホウレンソウのクセもしっかりつきます
要は、個人差はあれど、箸をうまく使えない子も、ほっといても、
いつのまにか勝手に使えるようになっています。
でも、唯一強制的にでも、クセつけさせなければならないことがあります。
それが『自己開示のクセ』だと思います。
”自己開示とフィードバックによって、得た気持ちいい体験”を多くさせる
必要があります。もちろん自己開示をすることで、強烈なフィードバック
を体験することがあります。そのときは、嫌な気分に一瞬なるかもしれ
ません。でもそれが実は自分を成長させてくれるものなんだ。って
体験をすると、柔軟な人は"自己開示は得である”って思うようになります。
なぜ”クセ付け”なのかといったら、クセになってないと、”そこにある文化”に迎合して
いってしまうからです。
闊達な意見を述べるタイプな子であったとしても、上司や部下との関係、その企業
のもっている特有の雰囲気によって、言いたいことを話すなくなるという傾向に
あります。だんだん、いいことしか報告しなくなってきます。悪いことは言い回し
を変えて正しく伝わらなくするようになります。
(悪気はないんですね。自然とそうなっちゃうのが怖いですねえー)
年をとればとるほど、これは顕著になってきます。いずれ、”自己を表現しないことが、
まじめに働くことである”って勘違いの悪いクセが付いていきます。
このクセが付いたら、どんな努力をしても、残念ながら取れません。悪霊みたいなものです。
よってできるだけ、若いうちにその文化に影響されず、現状を打破するコミュニケーションの
行動特性つけておく必要があると考えています。
もうひとつ、自分で気づいたことがあります。
カークパトリックでいうレベル2(スキル)とレベル3(行動変容)やレベル4(結果)には
関係性がないのでは。という仮説です。
要は、ビジネスの現場では、テストの点がいい人が、成果を出すとは限りません。
どんどん自己開示して、周りの支援を仰げるタイプの人のほうが、いい結果を生む
行動をとっていくのは間違いありません。成果という面では、レベル2のテストなんて
関係ないのです。(持論ですよ)
最近、偏差値のいい学校に合格する子に限って、丸暗記が得意なだけで、
応用問題ができないとも聞きます。いい学校に受かることで、変にプライド
が高くなるほうのほうが、成長を阻害するでしょう。
そんなことに思いをはせるにあたり、若いときから
”自己開示のクセ”
をつけさせることの大切さを感じずにはいられない今日この頃でした。
もしかしたら、社会人になってからでは、遅いかもしれません。
周りの雰囲気に負けない能力=どんなときでも自己開示やアピールがどんどんできる人
そんな人を採用しなければ、その後企業はたいへんですね。
<どんな自己開示など、その中身の話は別な機会にまた書きますよ。
実は、ただ自己開示すりゃいいってわけでもないんです。。。>
さあ今日はパソコンで上げたので長い文章失礼しました。
おかげで今日も朝から頭が振る回転し始めました。
では今日も元気に「いってらっしゃーい」