2007/10/18 (木)
2007/10/18 (木)
ニーズアセスメントの効用
晴れ 気温20度 湿度36% AM7:45 M7882
おはようございます。今日もいい天気ですね。富士山はうすい雲に
隠れています。
今日は午前はI-villageでPL会、午後は開発ミーティング、夕方から
とある企業へICT導入の研修があります。
さて
今日は研修企画時の「ニーズアセスメントの効用」について書きましょう。
ニーズアセスメントとは簡単に言うと、経営と現場双方に課題を聞き、
教育のニーズを掘り起こし、正しい研修を行うというものです。
ほとんどの場合、経営が思っている課題と、現場が思っている課題は違いが
あります。
そして現場は研修を、普段の仕事とは別に考えてしまい、
「忙しいから来年にしてくれ」とか「人を出せない」とか言い出します。
本来、パフォーマンスを上げるために研修を行うんですから、
「これだけの売り上げを達成するために、ぜひこの研修をやってくれ」とか
「品質を向上させるために、こういう勉強会をやろう」
ってな話がでてほしいんですが、実際のHRD担当者は、そういうパートナー
に見られていないことが多いですね。
このようは現状ですから、経営と現場の架け橋のためのニーズアセスメント
はとっても大事な仕事となります。
単なる研修ニーズを探る業務って考えてはいけません。
”普段言われているし、だいたいニーズはわかってるよ”
なんて考えるのは誤りです。
ニーズアセスメントはだいたいの場合、現場長とのグループディスカッションで
行われますが、現場の人が今の課題を共有し、自分で自ら話す場で
あるという認識が大事なんです。
誤解を恐れずに言うと、”現場が自分たちで必要と言い切ってしまった研修”
にする必要があります。
ようは研修前のマインドセットがすでに、ニーズアセスメント時点で発生しているんです。
そうなれば、”忙しい”とか”人を出せない”って言えなくなるんですね。
むしろ積極的に研修の中身まで検討してくれます。
HRDは経営へのニーズアセスメントを終わった後、現場に行いますから、
研修の中身の話に現場が積極的に関与しはじめたら、経営とのギャップ
を調整していけばいいわけです。
簡単なことですね。
要はHRDはパフォーマンス向上に責任を持て!ってことです。
その態度、行動が現場との信頼関係を生んでいくんです。
もう”忙しいから研修いけない”なんて言葉が一切出ない世界に
しましょうよ。人材育成部門さんへ。
さあ上げますよ。ちょっと今から絵を見に行くんで。。
では今日も元気に「いってらっしゃーい」