2007/07/18 (水)

2007/07/18 (水)

研修を改革プログラムにするために

雨 気温21度 湿度65% 7時50分撮影 M7882



070718.JPG

070718-1.JPG

おはようございます。今日は曇り、涼しいですね。今日も富士山のかわりにゴールドクレスト
の状況をお送りします。昨日とあまりかわりませんが。。

さて
 今日は午前、午後I-Villageにて開発ミーティングを行います。午後遅めに東京に行き、
 プロジェクト収支のミーティングを行います。夜は歓迎会に参加します。

 昨日第4回「やりっぱなしの研修改善分科会」を行いました。
 この2ヶ月で、4回延べ27名の企業の方がいらっしゃって、研修をいかにやりっぱなし
 にしないか。のテーマで話し合ってきました。今後もこのペースで続けます。
 昨日の受講者の自己紹介で1人1人、「なぜやりっぱなしになってしまうか?」を説明
 してもらったんですが、ズバリ!というものが多く、みんな問題と思っていることは
 同じだし、なんとかしようとしているな。と感じました。その一部を紹介します。
 
 「なぜ研修がやりっぱなしになってしまうと思いますか?」
(参加者の声。一部抜粋)
 ・研修のゴールがなんなのかを計画していないから。
 ・研修をやることを目的にしてしまっているから。
 ・現場が期待する成果(営業成績など)に対して、効果があると思ってもらえないから。
 ・経営者が、そもそも、”やりっぱなしはまずい。”って思っていないから。
 ・研修は、改革ステップの一部の点であるのに、その点ばかりにこだわってしまうから。
 ・やる気のない人までも、集まってしまい、気持ちを入れるのに時間がかかるから。

なるほどー。さすがもういまさら定義する必要もないですね。
みなさんわかっていらっしゃいます。

「ではどうしたらいいのでしょうか?」ってことには、みなさん苦労されているようです。
その個別の課題は、ここには書けませんが、それぞれ根深い課題ですね。

私は、企業の教育も、大学の教育も、同じことがいえると思いますが、
まず
1)受講生の立場にたつ
ってことがまず第一歩だと思います。
ほとんどが、研修を企画する人のための効果測定だったりします。
受講生にとって価値がないことは、1つもやる意味ないですね。
また現場の仕事は現場の方が一番知っている。自分はロクに知らないって
謙虚さが必要です。たかが教育担当。されど教育担当って立ち位置も気をつけましょ。
そしてどれだけ、現場の期待と経営の期待とのギャップを埋めれるかでしょうね。
受講生のため、っていいながら、なんにも現場に聞いていない人がいますんで、
気をつけましょう。。。

そして、やりっぱなしにしない。ということはPDCAのサイクルを回すってこと
ですし、現場での行動変容に対する影響度を約束するってことですから、
2)行動変容度合いを計画に入れ込む
ってことですね。
講師を決めたり、場所を手配したり、受講後アンケートを作ったり、スケジュールを決めたり
受講生を選定したりするのは、決して研修の"Plan"ではありません。
これらの仕事は、”Do” ですから、お間違いなく。。

そして、効果の状況をすべて
3)”見える化”して公開すること
だと思います。
都合のいいデータだけ公開しても意味がありません。そして公開するものは
タイムリーでなければ、現場にとって意味がありません。
よって集計してそしてレポート作って。。なんて面倒な作業をやっていたら価値
がありませんので、お気をつけて。。

この3つをまずやるんだ!って気合いが必要です。(古臭いですが。。)
今までとまったく違う役割責任を負うことになるでしょうから、やっぱ
エイヤ!って気合がいるでしょ。
そしてこれら3つができたら、
「研修」
って言葉を
「改革プログラム」
って呼びましょう。
あなたは晴れて改革リーダー、次世代リーダーです。
きっと経営者は支援してくれますし、現場は積極的に参加をしてくれますよ。

どうでしょうか?

さあ
 東京では出勤が始まったころでしょうか。
 では今日も元気に「いってらっしゃーい」