2007/07/ 9 (月)

2007/07/ 9 (月)

当てにならない”やる気”

曇り 気温25度 湿度43% AM7時50分撮影 M7882
070709.JPG

おはようございます。今日は曇りですが、湿度が低いんで、とても、すごし易い
一日だと思います。

今日は午前中は結膜炎で医者にいってきます。(だいたい治ったようです。)
午後はHRDMの分科会でスピーチがありますので東京へ行きます。

さて
「なぜ社員はやる気をなくしているのか?」
って本が出ているらしいですね。
この休みに読みたかったんですが、何せ田舎の
本屋は小さくて。。本が未入荷でした。

この本とはまったく関係ありませんが、”やる気”について
書いてみたいと思います。
そもそも社員の”やる気”を出させようと思っているところに
経営者のおごりや勘違いがあると思います。

私は”やる気”ってものは、本来、
・意識せずとも、自分の中から自然に湧き出てくるもの
と思っています。
要は、周りから”やる気”に対して、影響力を及ぼすことは
できない。
と思っています。(思うようになりました)

誤解されそうなので、その”やる気”とは
”継続的なやる気”
のことです。

プロジェクトにとって、価値ある”やる気”とは、継続的であり
不退転でなければ、意味はありません。
一瞬や数年だけ、がんばられた日にゃー。かえって迷惑です。

ちょっとでもがんばると、そこには、”顧客の信頼”がついてきます。
信頼を得ることはできても、継続して維持することのほうが大変なんです。
”やる気”にムラがあったり、途中でやめたりされたら、
”信頼”はダウンするどころか、ゼロ以下になります。
要は”不信”です。
中途半端なことをするなら最初っから顧客を触らないほうがマシです。

顧客にとってみたら、いったんなんかしらのサービスを受けたら
その人の”やる気”なんてどうでもよく、継続して安定的に、
同じ気持ちを得続けることができるか、が興味なんです。

よって私は、世の言う”やる気”なんてあまり当てにしていません。
では何を”当て”にするのでしょうか?
当てになる着目視点。それは、その人の本来持っているこだわりや
悔しさや誇りや劣等感です。
<劣等感がパワーになることは以前、この日記で書きました>

それを「MyCredo(マイクレド)」と呼んでいます。
MyCredoはぶれません。やらされることではありません。自分が勝手に
動いてしまう魂のようなものです。

そのプロジェクトに対して価値を提供できるMyCredoをもった人だけ
で組織されたチームは本当に強いと思います。
その一人ひとりの集合で、OurCredoが成り立っている状態にするのが
リーダーの務めとも考えます。

どうですか?皆さんは、”やる気”ってどう考えますか?

話は変わって
私は、ビジネス本であれば、
「如何に継続的なやる気がない社員でも業績を上げるか。」
のほうが役立つと思います。

こうやって書くと誤解されるでしょうね。
”あーこいつは、見せかけだけで、ごまかそうとしているんだ”
とか
”社員をバカにしている。もっと暖かく見れないものか。”
などど。

そうではないことは、分かる人には分かると思いますのでここでは
書きません。
私は、人生と魂をかけて、私なりのやり方で、人材育成や成長に、
身を削ってきた経営者のひとりですから。。
(伝わりにくいのは、待ちの育成法だからですね。プロジェクト制に
 して、変えますが。。)

さあ
 東京では出勤がはじまったころでしょうか。
 では今日も元気に「いってらっしゃーい」