2007/06/28 (木)
2007/06/28 (木)
研修が改善されない本当の原因
晴れ 気温25度 湿度48% AM7:50撮影 M7882
おはようございます。いい天気ですね。湿度も50%をきりましたので
今日は昨日よりもさわやかな空気ですね。でもスーツだと暑いんでしょうね。
さて
今日は午前中は、I-Villageで開発ミーティング、午後は人材育成マネジメント研究会
が主催する勉強会でスピーカーを行います。
今日のテーマは、「やりっぱなしの研修をいかに改善するか」です。
私はいろんな会社の研修プログラムを改善する仕事をさせてもらっていますが、
最近、なぜ研修の改善が進まないのか共通の原因がわかってきました。
それは、
研修を担当する部門の中に、変わりたくない人、変えたくない人がいるから。
と、
改革者がいても、十分に経営からエンパワーされていないから。
と思います。
以前”研修”を売り物にしている会社の社員さんたちに説明会を開いたことがあります。
最後にその参加者の1人が言った言葉は、強烈でした。
「効果に関して知る必要はないし、フォローアップ型に変える必要はないと思います。」
私は「今日何しにこられたんですか?」
と返し、他の参加者に懇親会で「よく言ってくれた。」とお礼を言われました。(笑)
今大企業内にはとても複雑な問題が多くあります。そして一体感も薄れつつあります。
そして、前記のように、問題があることがわかっていても、私はここまでしか責任ないから
と保守的になり、変化をしようとしない人たちがいます(とても多く!)
いったいこう人が何%くらいになったら、企業は衰退するんだろうか。
と思います。すごい収益力でそのような人たちを雇用している大企業は
本当に立派です。
一方で”研修”というものの役割も変化しています。複雑な問題を解決するには
認識の一致がとても大事であり、集合して、皆で考える時間をもてる”研修”という
ものを、いわゆるスタディーの場でなく、変化、変容するための、きっかけを作る場
=変革スタートの場
とする必要があります。
そのためには、人事部門としては、
・やりっぱなしの研修を自社内からすべてなくす(撲滅する!)必要があるし
それを実行する、研修担当部門としては
・改善するための勉強と体験をもっと行い、他社の成功事例に学び、
大変化をいとわない覚悟が大切になります。
経営としては、あまりにも変化しようとしない研修部門はいったい解体し、事業部の
数字を作り上げている人たちから選抜した、「変革部門」を新たに立ち上げる必要が
あると思います。そして一言
「この会社から、”やりっぱなしの研修”をなくせ!変革のスピードを上げて見える化しろ!」
とエンパワーしてほしいものです。
みなさんの会社はどうでしょうか?
さあ
東京では通勤が始まったころでしょうか。
では今日も元気に「いってらっしゃーい」