2007/06/ 1 (金)

2007/06/ 1 (金)

なぜ、やりっぱなしの研修になってしまうか

晴れ 気温18度 湿度55% AM7:40撮影 M7982
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おはようございます。昨日の雨とはうってかわって、よく晴れた朝ですね。
富士山も雲に覆われているとおもいきや、てっぺんはしっかり顔をのぞかせていますよ。

さて
 今日は午前中は、とある企業の研修改善のコンサルティングに行って来ます。午後は
 I-VIllageで、開発ミーティングを行います。

さて
 昨日は人材育成マネジメント研究会(HRDM)の分科会
 「やりっぱなしの研修改善分科会」
 を開催し、11名の皆さんに向けて、企業事例やノウハウをお話したり、ディスカッション
 したり、有意義な時間をすごさせていただきました。

その中で、どうしても「やりっぱなしの研修」になってしまう理由を皆さんと議論しました。

・研修の企画で精一杯になってしまう。
・参加者が、目的をわかっていない。
・忙しくて、現場が人を出してくれない

などの意見が出ていました。

私も、研修を担当する立場の人の問題として、

・研修の目的とコミットメントがあいまいである。
・研修を回す(講師と企画し、案内し、集合させ、フォローする)ことに精一杯になってしまう。
・最後は、現場任せになってしまう。
・企画に現場を巻き込んでいない。
・研修が、福利厚生的になってしまっている。
・効果測定を懲りすぎてしまい、本来の仕事に集中していない。
・そもそも受講生に受け入れられていない。
・現場から人を出す上司に対して、メリットを与えていない。

などをあげて、
 研修は集合研修部分のみを捉えて最適化してもしょうがない。
 =>研修とは行動変容を支援できてなんぼ。

とまとめました。その後、研修を改善するさまざまなノウハウを共有していきました。

11人(9社)のうち、実際のお持ちの研修の改善の相談日を申し込みされた方が
4社あり、『研修を改善せねば!』という皆さんの意識の高さを感じました。

HRDMもNPO法人という立場で、幅広くノウハウが共有化できる場を広めていく
とともに、実際の研修を改善し、世の中を、「やりっぱなしでない研修」だらけにすること
に貢献しようと思います。

さあ
 まだ早いので、東京のみんなは電車に乗っているころでしょうか。
 では今日も元気に「いってらっしゃーい」