2007/05/31 (木)
2007/05/31 (木)
逆ZPD
晴れ 気温20度 湿度50% AM8:00撮影 M7981
おはようございます。今日はいい天気ですね。湿度は少し高いようです。蒸し暑くなりそうです。
さて
今日は午前中は、I-Villageで開発ミーティング、午後は、東京で、セミナーの主催があります。
とある大学で、火曜に『幼児教育原理』を学んでいますが、今週の授業で、
最近接発達領域(Zone of Proximal Development: ZPD)というものを知りました。
子どもが他人の助けを得ず、一人でできることの範囲と、他人の助けを得てできることとの
差の領域を指すのですが、この理論に従うと、
~~~~~~引用開始~~~~~~~~~
・子どもは他人の助けを借りたり、他人と協力関係にあったりすると、自分だけでは
できないことができるようになり、周りからの働きかけがあるからこそ、子供は、自分から
積極的に学ぶ
~~~~~~引用終了~~~~~~~~~
ということになるそうです。
ただこの論には問題が多いそうです。
~~~~~~引用開始~~~~~~~~~
・「教師」の意図的教示がなければ、子どもは学べないのか。
・学習や発達は、常に、「文化の伝達」なのか。
学び手が独自にあたらしく「創出」することはありえないのか。
~~~~~~引用終了~~~~~~~~~
このような問題から、反ZPDという考えもあることも知りました。
ようは、周りの人とかかわる分だけ、自主的にうごけない、学べない時があるというものです。
これは、そのかかわる場所の文化が影響を及ぼしているとのことです。
ここまで聞いて、企業文化と自律的な個人がいる組織(学習する組織)と話は同じ
だなーと思いました。
たとえば、いつも評価だけをダウンロードで言われ、抑圧的な組織にいる場合、
周りとかかわればかかわるほど人は自主的に動けなくなります。
逆にOPENで自由闊達な組織で、かつ価値観が共有されている場合、
人はどんどん自主的に仕事を見つけ、会社や組織、ひいては自分にとって
高い価値の仕事を優先的に行っていきます。
心理学の視点でも、いつも言っていることと同じことが言えるんだなー
と関心しました。
みなさんの組織も、逆ZPD理論に陥っていませんか?
創造的な仕事をみんなが闊達に行っていますか?
どうでしょう。
さて
電話でコーチングしていたんで、30分UPがずれました。
I-Villageに行こうと思います。
では今日も元気に「いってらっしゃーい」