2007/01/17 (水)
2007/01/17 (水)
がんばらないことをがんばる
雨 気温9度 湿度81% AM6:50撮影
おはようございます。久しぶりの雨です。富士山はすっかり雲に覆われていますね。
さて
今日は午前中は、とある大学の先生のゼミ室にお伺いして、「学び」についていろいろ
語ってきます。午後は、特許事務所に行き、今後の話をしてきます。夕方からi-Village
にいき、カンファレンスのマーケのWebについて話してきます。
(こうやって書くと私の仕事って、人と話すことなんですねーー。
特に決まった仕事ないですから。。笑)
今日は『 「がんばらないことをがんばる」ことで結果を出す。』
について書きましょう。
Netmanでは毎朝スタンダップ直後、自薦、他薦で、お互いの前日のチャレンジを
認め合い、Bestな人を1人選ぶ【グットチャレンジ賞】というカード授与式を
毎日行っております。
このカードは名刺サイズの手作りのものなんです。
チャレンジした点を手書きで、書き込めるようになっています
とあるデザイナーの社員が、
”未使用の[グッドチャレンジカード]を常に4階にある状態にておく”
という指示を受けて、それを忘れることが多く、
何度も何度も、同じことを言われ続けました。
結果を出してくれといわれた彼(K)と私との会話の一部を紹介しましょう。
永谷 「いい案でた?」
K 「はい。印刷と切るのに時間がかかるのが問題なんで、ミシン目が
付いた紙をつかって印刷しようと思います」
永谷 「それって、”効率を上げる”って考えだよね。君の工数を削減するって。
でなくて、”工数を0にする。でも結果出す。”ってアイデアで考えてごらん?」
K 「誰かにやらせる。ってことですね」
永谷 「誰って?」
K 「・・・・・・」
(しばらく沈黙)
永谷 「もう一度、上位目的について聞いてごらん。」
(”未使用の[グッドチャレンジカード]を常に4階にある状態にておく”
を白版に書く。。。)
K 「グットチャレンジカードっていつものでいいですか?」
永谷 「それでいいよ」
K 「常にある状態って何ですか?」
永谷 「もっと分解して聞いてごらん」 ★
K 「常にってどの程度ですか?」
永谷 「そうだなー。いろいろ変わると思うけど、このカード
気に入っているし、一年は使うでしょ。」
K 「あっ!」 ★
K 「営業日で1枚ずつしか使わないですよね」
永谷 「うん」
(しばらく沈黙)
永谷 「わかったでしょ(笑)」
K 「はい、1年分印刷しておきます。しかも業者に頼みます。
稟議上げるんで決済よろしくです」
永谷 「OK」
(2人で見合って、大笑い。。)
永谷 「すごいでしょ。生産性が劇的に上がるって」
K 「はい。びっくりしてます。」
永谷 「工数0で、結果出しているよね」
K 「はい。」
永谷 「たった5分で。何を学んだ?」
K 「上位目的がわかったつもりでいました。
でもわかってなかったんですね。そして聞くってことですね」
永谷 「そうそう。そうすれば、工数0で結果が出るのよ」
「これが、『がんばらないことをがんばる』ってことなんだよね」
ちなみにNetmanでは、稟議上げは挙手と口頭だけで
いつでもできることになっています。(権限は委譲されています)
★マークのところがポイントなんですが、わかりますか?
生産性を上げろ、なんて言葉が誤解を生むのかもしれません。
働かないで結果を出せ。くらいのほうが、上位目的を聞きまくる
行動を起こさせるような気がしてきました。。
K君はこの件にかかわらず、パフォーマンスを発揮しだすと思います。
彼の今後のビジネスマンとしての転換期になったでしょうね。
だって自分で気づいたんですから。。
さあ
今日は早めにでかけるのでスタンダップに出ません。
で、このブログをテーマに小話しておいてもらおうと思います。
では今日も元気に「いってらっしゃーい」