2006/12/21 (木)

2006/12/21 (木)

達成レベルの設定の低い人を高くするには

雲り 気温8度 湿度62% AM8:00撮影
061221.JPG
おはようございます。今日は曇で富士が覆われております。昨日と比べると自然の
すばやい移り変わりがよく分かりますね。

さて
 今日は、午前中は、I-Villageで、MSPについてのミーティング。午後は東京に戻り
 クリスマスビデオ撮影をしたあと、夕方から、とある企業のトレーニングに参加して
 講師としてプレゼンします
 
今日は仕事の「達成レベル」について書きたいと思います。

仕事を「任された」瞬間に
 ・その仕事の達成レベル と ・その仕事の進め方
を自分で設定するわけですが、

その「任された」瞬間に、
 Aタイプ)任された範囲を価値として広げる人

 Bタイプ)任された範囲の中で、そこそこうまくやろうとする人
に分かれますね。

最近気になるのは、Bタイプのほうが圧倒的に多いことです。
私の20代~30代前半のころは、Aタイプのほうが多かったと感じています。

なぜでしょうか。

Aタイプは、「任された」ことを
「チャンスを与えられている」と考え、できるだけ大きく
認められようと行動します。
(このタイプは周りには、仕事が楽しそうに見えます。そして
 自己開示力が高いので、周りにも協力してもらえます)

Bタイプは、「任された」ことを
「責任を負わされている」と考え、プレッシャーを感じ、
そこそこの行動をします。
(このタイプは周りには、仕事がつまらなそうに見えます。
 そして、何をやっているかわからないので、関わりが薄くなります)

Bタイプは時給で働けば十分なわけで、成果で評価される組織にいる人を
Aタイプにだけにするにはどうしたらいいかが課題です。

それは先週書いた【提案型ホウレンソウ】によって、
>仕事を受けるときや、はじめるときに、
> ・仕事の上位にある目的
> ・納期
> ・OUTPUTの内容と質
>を確認し、
その人が思っている低い
 目的や、OUTPUT(達成レベル)の質を
もっと上にするように、上司から、会社視点の【仕事の意味】と
なぜその人に任せるのかの【人間的な期待】を示すしかないでしょう。
(Aタイプはこの2つを勝手に奪い取ってやっちゃうんで楽なんですが、
 Bタイプはそうはいかないでしょうからね。。。汗;)

『ギャーとコーチング』したって、意味ありません。
 分かったような顔や言葉はあっても、本当は、わかってないですから
 瞬間のパフォーマンスは上がっても、長続きしません。
 また同じことを3ヵ月後に言わされます。
 
なぜAタイプ、Bタイプがいるかは、おそらくあまり議論しても意味ないんだと
思います。
(生まれ持ったものや親の教育が影響している可能性がありますので、
 タイプ自体は変えにくいんだと思います。)

そのかわり、Bタイプの人の行動をAタイプの行動に近づけることは可能であり、
そうなるように努力するのが上司の役割でしょうね。
(Aタイプはチャンスを与えれば、ほっといてもだいじょうぶ。
 いずれ自分をも超えていきますから。。笑)

ちなみに、その上司たちがいい風土で仕事ができるようにするのは経営の
仕事だと思います。(エンパワーメントが必要なので)

さあ
 もう東京ではスタンダップが始まったでしょうか
 では今日も元気に「いってらっしゃーい」