2006/08/18 (金)
2006/08/18 (金)
研修に人を送り出す側の気持ち
晴れ 気温28度 朝撮影
おはようございます。今日は曇りです。気温は変わらないんですが、先週より少し涼しい気がします。セミの鳴き声も秋の気配を早くも感じるようになりました。
さて今日は午前・午後とも、昨日に引き続き、とある会社のプログラムのオブザーバーとして参加します。午後一には、私がプレゼンするセッションも用意してもらいました。受講生とのいいコラボレーションができたらな。と楽しみにしています。
さて、最近特に感じるのは、研修のプログラムの狙いがしっかり受講生に理解されているかは重要ですが、もっと大切なのは、受講生を送り出す側の現場の人(とくにリーダー)がどのようにプログラムを理解しているかも重要になってきます。”行動理念浸透”を図る様なプログラムでは、集合型のチームワークセッションが必須となります。セッションの内容以上に、”同じ目的で様々な部署の人が集まるという場”の形成により、”改革への意識の一致”が図れるからです。そのときともにした時間がとても貴重な体験となり、各現場での推進力となります。
一方で、送り出した側の人にとってみたとき、その”場”にはいませんので、どうしても、”忙しいときに、時間がないのに人を取られた”という気になりがちになります。受講生(部下)の行動変容の効果が自分にメリットとして返ってくるのは、時間がかかることだからです。ただ近視眼的になってしまう(単年度の達成数字をもっている)現場の上司の状況も理解して、ときには、研修での状況や、そのあとの行動変容のプロセスなどを、情報として伝えることも、研修を企画する側としては重要な仕事になってきますね。”組織風土は、現場のリーダーの行動・言動に99%左右されている”というデータがあります。よって新しい場によって、現場の上司は知らない受講生たちの行動・言動も多くあるはずだからです。それが現場でもっとも重要な発言だったりすることが多いです。『おっこいつこんなこと考えてたのか。』『だったらもっと支援するのに』といった話をよく聞くからです。研修の企画担当として、誰にどのような情報を発信するかは、受講生、現場の上司、経営と3割ずつの割合で。。くらいの考えでちょうどいいと思いますね。私のようなTAコンサルタントの立場としては、どのようなタイミングでどのような情報をどのように伝えるべきかをプランニングできることが大切な仕事ということになります。。(一番難しいのがタイミング・・(汗;)
さて今日もどんな一日になるんでしょうか。元気に『いってきまーす』