2006/08/ 3 (木)

2006/08/ 3 (木)

新卒採用バブル期を越える

晴れ 気温26度 朝撮影
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おはようございます。今日は暑く夏らしい気候になりそうですね。毎日今日こそ!。と窓を開けるのですが、また山はくもっていました。
さて今日は午前中は契約の仕事、午後は、パートナーと秋に行うカンファレンスのミーティングの後、夕方から山口に行ってきます。(始めて行く”宇部”という町はどんなところでしょう。。)
さて今日は、採用について、書きたいと思います。今日の日経に、中途採用数も30%の伸びで増えていると乗っていましたね。先日ニュースでは、新卒採用が、82万人まで増えて、バブル期の最高の84万人に届く勢いだとも言っていました。学生や転職者にとっては、喜ばしいことだと思います。少なくとも就職氷河期と言われたころよりは、選択の幅が増えるってことですから。
一方で企業側の立場からすると、景気が上向きになって、失われた10年で大きく減らした人員を補完し、設備投資など、攻めの姿勢が出てきたということでしょう。
でも10年前と今では相当時代が変化していますね。企業の人材活用の考え方も変化していますが、もっと変わってきたのは”働く側の気持ち(就業に対するマインド)”でしょう。そういう変化を考えると”人材育成”の仕方も大転換しなければ、競争に勝ち抜けない(育たないし、定着しない)ということになります。”人材育成”も、『採用から維持、引き継ぎまで(入社前から退社まで)』の”タレントマネジメント(才能を各フェーズでマネージする)”に変わってくる流れになると思います。(すでにアメリカではその流れのようですが、日本にそのまま当てはめても、ダメでしょうね。日本には日本の文化がありそれを大切に”活用”をマネージするようになると思います)
そういう意味で、”採用”とは、「何人取れた、いい人とれた」という会話でなく、「このビジネスの展開には、大きくこういう役割期待がある。○○君のこういう点をこう伸ばして、こう育成して活躍してもらおう」とプランニングをHRの人たちがビジネスの話しを中心にしていることが大切ですね。HRの人たちよりその視点で真剣なのが、事業を担っている現場の人でしょう。現場の人がもっと”採用や人材開発”という場面に登場してもよい時代だと思います。
ちなみに、変わらないのは、『人は本来、人に喜ばれること、役に立つことがうれしい。働くことのすばらしさとはそういうこと』ということですね。来月も新入学生向けに大学で講演があります。毎年同じことを話しているんですが、今年も「一生懸命働くことのすばらしさ」を伝えて行きたいと思います。
では今日も元気に「いってきまーす」